ライムピューレ
2021年3月、「eatimeレモンピューレ」。2022年5月、「eatime京柚子ピューレ」。定番にして王道のレモンと、和の代表格の京柚子に続いて発売以来好評のピューレシリーズに、この秋またまた妹分が登場です。今回選ばれたのは……、同じく柑橘系の「ライム」。そうきたか!という感アリです。とはいえ、原料に適した素材がなくては当然ながら実現しません。そこでメキシコ、コロンビア、イタリアなど複数の産地のものをテイスティングした中から選ばれたのは、スペイン産の「タヒチライム」でした。日本のスーパーでよく見かけるのは、果汁が多い「メキシカンライム」という品種ですが「それと比較するとタヒチライムは実こそ小さいのですが、種が少なく、果汁の香りが華やかなんです」と担当の野本さん。味見したメンバー全員が「エグみが少なく、自然な苦味と爽やかさのあるスペイン産のタヒチライムがいい!」と、満場一致で決まったそうです。
当初、皮の緑色が強く出るのでは?と予想していたそうですが、案外色味は黄色味が強く、そして少しきつすぎるかも?と危惧していた酸味も、いざしぼってみると使いやすい程よいバランスだったそう。「やや尖った味わいが、コアなファンを掴むと思うんです」という野本さんの狙いにぴったりでした。
レモンや京柚子のピューレを使ったことがある方ならおわかりだと思うのですが、このピューレシリーズ、フレッシュな果実をしぼったものと遜色がないので用途も実に幅広い!一番簡単かつストレートにライムの風味を味わえるアレンジ方法は、炭酸水で割ってドリンクにすること。朝の起き抜けやお風呂上がりにゴクリといただけば、たちまちシャキッとしそうな味わいです。そして、ジンと混ぜれば、おなじみのカクテル「ジン・ライム」に、さらにそれをシェイクすれば「ギムレット」にも。
お料理にも大活躍です。近年人気のエスニック、特にベトナムやタイ、インドのお料理にはよくライムが添えられていますよね。フォー、ガパオ、ビリヤニ、バインミーなどのメニューにこの「eatimeライムピューレ」を少しかけると、ぐっと味わいが増します。また意外なところでは、生牡蠣や焼き牡蠣に少しかけるのもおすすめなんだそう。たしかに、シーフードも好相性!
レモン、京柚子のピューレと比べると、今回のライムピューレのお値段は実は200円アップしています。でも、生のライムを買ってしぼったものと遜色なく、その上果実よりも長持ちするので、ライムを購入して使っている人ならばこれは価値ある598円!
これでレモン・京柚子・ライムと“柑橘三姉妹”が出揃ったわけですが、どうやらまだ次も控えていそうな気配。青果コーナーのピューレが並ぶ冷蔵棚を、引き続き注視していきましょう。
文:小石原はるか
関連記事
-
-
2024年5月10日
-
-
2022年12月21日